梨状筋症候群
こんな症状でお悩みではありませんか?
お尻からふくらはぎにかけて痛みや痺れが出る
長時間座っていると痛みや痺れが出てくる
お尻にコリコリしたものがある、もしくはお尻が垂れてきている
そんなあなたは梨状筋症候群の可能性があります。
梨状筋症候群は梨状筋の過度な伸展が原因
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梨状筋とは
骨盤から大腿骨(ふとももの骨)
にかけて斜めに存在する筋肉で
お尻の深い部分にあります。
梨状筋は収縮することで
大腿骨を外に回す股関節外旋の働きをしています。
同じ働きをする筋肉は六つあり
合わせて外旋六筋と呼ばれています。
その中でも梨状筋のすぐ下には坐骨神経が通っていますので
梨状筋が伸ばされすぎると、下にある坐骨神経は押さえつけられて
神経の圧迫を起こしてしまい坐骨神経痛を引き起こします。
梨状筋の伸ばされやすい姿勢として
例えばしゃがんで草むしりをすることや長時間座っている姿勢は
お尻の筋肉が伸びた状態となり梨状筋も伸ばされた姿勢になります。
仕事でデスクワークの多い方や車の運転が多い方はこの梨状筋が
常に伸ばされてしまっていることが考えられます。
また、歩く時や立っている時に、つま先が内側を向きやすい方は
外旋六筋を使わずにふとももの筋肉に頼った歩き方、立ち方をしていることが多いので
梨状筋の正常な収縮がほとんど行われず、常時伸びていることが多いです。
梨状筋症候群の解決策
梨状筋症候群では左側の写真のように梨状筋が伸ばされすぎているため
左脚は右脚に比べて拡がっている
”股関節内旋”が起こっていることがわかります。
また、お尻の膨らみ方を左右で比較してみても左脚側の筋肉が
やや平らになっていることがわかります。
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右側の写真は施術後の状態を検査した画像になります。
梨状筋が正常に収縮できるようになったことで
施術前は過度に開いていた左脚が施術後は左右での差が
ほとんどない状態に整えられています。
梨状筋が伸びていることによって骨盤には捻じれが起こっていますので
当院では骨格矯正に特化した安全なトムソンベッドを用いて
骨盤の捻じれを整えて、梨状筋の収縮が行いやすい
ポジションに骨格を矯正していき
まずは痛みや痺れの症状を取り除くようにしていきます。
整った骨格は日常生活の癖でまた元に戻りやすいので
患者様自身には整った状態を維持していただく為に梨状筋を鍛える運動のご紹介をしております。
また、つま先が内側へ向いてしまう股関節内旋が現れている方には
足関節での過回内が起こっていることも考えられますので
今お使いの靴のすり減り方や靴のサイズ、足関節の状態に合わせて
過回内を抑える医療用の「オーソティックスインソール」をお勧めすることもあります。
当院の治療方法は、全ての方で体の土台である足の骨のアライメントを整える事と
身体の中心である骨盤と股関節を整えてから、痛みの出ている部位を治療いたします。
梨状筋の痛みが出ている方に対して、痛みが出ている箇所だけを治療しても効果は限られております。
体の土台と身体の中心を整えることが大事になります。