円回内筋症候群について
円回内筋症候群について
「手のしびれ=手首の問題」と思われがちですが、
実は“全身の使い方”が関係しているケースがあります。
円回内筋症候群は、前腕の筋肉が緊張し続けることで神経が圧迫されて起こります。

その背景には
・PC作業や手作業による前腕回内動作の反復
・肩甲帯の不安定性
・頚椎アライメント不良
・足部の過回内(オーバープロネーション)
といった全身の連鎖が関与します。
特に足部の過回内は、
足部内旋
→ 下肢内旋
→ 骨盤前傾
→ 胸椎後弯増強
→ 肩内旋
という“上行性連鎖”を生み、
最終的に前腕回内筋群へ過剰なストレスを与えます。
つまり、前腕だけの問題ではない可能性があるのです。
円回内筋症候群とは、
前腕近位部で
正中神経が円回内筋の間で絞扼される状態です。

主な症状は
・母指〜第3指のしびれ
・前腕近位部の深部痛
・把持力低下
手根管症候群様の症状(ただし夜間痛は少ない)
鑑別ポイントは「手首ではなく、肘に近い部位に圧痛がある」ことです。
当院では、
「神経の圧迫部位」だけでなく、
特に足部からの上行性連鎖に注目し評価します。

具体的には
足底面圧機を用いて、足への荷重状況のチェックを行い
全身の神経エラーをアクティベーターメソッドを用いて確認、 調整していき全身を調整することで上肢への回旋ストレスを軽減させます。
局所治療だけでなく、“負担を生む構造そのもの”を整えることを重視します。